コミックDAYSで連載してる千代先生の『ホームルーム』第71話を読んだので、ネタバレありで感想&レビューしていきます。
そらくん
前回の話は、以下の記事でまとめてるので、読んでない方は先にご覧ください。
直近ネタバレ | ||
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72話 | 全話まとめ | 70話 |
幸子を想うマルを愛する竹ノ内は、幸子を転校させようとしていた母親の企みを阻止した!自分が幸子を愛しているかのように母親を誤解させ、また金を握らせることで黙らせたのだ。幸子に「ハンサムくんと仲良く」するようにと言い、良い金づるを掴んだとばかりに上機嫌の母親。いつものように、それを盗聴していた愛田は、いったい誰の事を指しているのかと気に病む。一方、幸子は保険医・椎名に、自分と愛田の関係を暴露しました。
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以下、『ホームルーム』第71話のネタバレが含まれています。
『ホームルーム』第71話ネタバレ
幸子は、自分の愛田への想いを“愛ではなく、ただの恋だ“とバカにしていた椎名に、自分たちが体のつながりを持ったことを宣言しに保健室に出向いていた。
愛田と「致しました」と一言だけ椎名に告げると、しばしの沈黙が訪れた。
積乱雲が高い位置に浮かぶ真夏の昼下がり。
響き渡る蝉の鳴き声が、二人の女が対峙する保健室にまで届いていた。
「ぷっ」と吹き出し、大声で笑いだしたのは椎名だった。
生徒の言葉をバカにしたような笑いだったが、さすがに形だけでもと思ったのか幸子に謝罪の言葉を口にする。
そして、壁に向かっていた椅子を、背後に立つ幸子に向けて彼女の顔を真下から見上げながら、椎名は言った。
「じゃあ~、証拠は?」と、やはり顔は笑ったままだ。
そんな椎名の予想もしない反応に、幸子は驚いた。
幸子が言っていることが本当なら、何かしらの証拠を出すことが出来るだろうと、椎名は問い詰める。
感じる場所やホクロの位置……裸の付き合いがなければ知らない何かを示せと言うのだ。
いかにも幸子の言葉を疑っている態度で、小ばかにしたように語尾を伸ばしながら、挑発してくる。
しかし幸子は椎名の態度に臆することなく言い放った。
愛田に確認すればいいじゃないですかと。
…位置関係でたまたまか、それとも故意かは分からないながら、幸子もまた椎名をバカにするような視線で彼女を見下ろす。
それまで余裕の笑みを浮かべていた椎名が、一瞬固まった。
幸子の強がりだろうと苦笑いしながらも、椎名の表情は、幸子の言葉が流れ的に嘘ではない可能性に気が付いている節がある。
それでも、椎名は大人の女の余裕を見せたいのか、「嘘だったら、あなた凄く嫌われるわよ・・?!」と愛田のことを持ち出して脅しをかけようとしてきた。
暗闇の中でも焼き付いたその姿
「本当です」と幸子の言葉は揺るぎない。
そして、彼女が暗闇の中でもハッキリと目にした光景を思い出しながら、椎名に言う。
愛田が髪を振り乱し、自分と繋がったまま汗をほとばしらせて「お果てになる姿」を見た、と。
…幸子独特の表現に、一瞬怯んで沈黙した椎名だったが、それくらい自分だって見たと言いかけて、彼女は気が付いてしまった…。
『見てない・・!!』
椎名が愛田と一夜を共にした時、彼はずっと椎名の後ろから攻め続けていて、愛田の顔など見えていなかったのだ。
……黙り込んでしまった椎名を不審に思ったのか、幸子がキュッと靴音を立てて、椎名に近づいた。
同時に名前を呼ばれて我に返った椎名は、下を向いたまま「因みに、どんな表情だったの・・?!」と幸子に訊く。
それはほとんど無意識だったようで、幸子に「ん?」と訊き返されて、初めて自分の発した言葉に気が付く椎名。
彼女が振り仰いで目にした幸子は、それまで見たことのない表情で見下ろしていた。
嘲笑と侮蔑と、なにより勝ち誇ったかのような…。
それでも、あくまでも静かな口調の幸子が追い打ちをかける。
「果てられてさえいないとか?」
椎名と愛田の行為の中では、“その瞬間”すら無かったのではないか、と疑う言葉だ。
言われてみれば・・・
幸子に言われて、椎名は愛田があの一夜以降、一度も彼女の誘いに乗ってきていないことを思い出す。
自分の扱いについて『おざなり・・?』と椎名は知りたくなかった事実を突きつけられ、思考の深みにはまっていく。
椅子に座り、組んだ足の上に組んだ指を乗せたまま、椎名は身動きできなくなっていた。
そんな彼女を見下ろしていた眼鏡を少し指で押し上げると、幸子はキュと音を立てて踵を返し、背を向けた。
少し下を向いたままの幸子が笑っているように見える…。
そのまま何も言わず、幸子にしては珍しく、少し乱暴にバタンとドアを閉めて保健室を後にした。
残された椎名はまだ動けない。
が、どれくらい経ったのか、やっと一つ息を吐き出し、椅子から立ち上がる椎名。
カッと学校の保険医としては不釣り合いなほどのハイヒールの音も高らかに歩き出し、窓を開ける。
「す・・」と煙草を取り出して、口にくわえ、ライターで火をつける。
校内にも関わらず、喫煙する彼女の顔は固くこわばったまま、瞳は遠くを見つめていた……。
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『ホームルーム』第71話の考察・感想
読者サイドではあくまでずっと独り相撲の椎名先生でしたが、ついに決定打を撃たれてしまいましたね。
それも、とうの愛田ではなく、椎名先生にとっては外野だったはずの幸子によって。
まさかの展開だっただろうことは、想像に難くありません。
幸子と別れた後の、彼女の様子は、冷静さを装うつもりが、まったく冷静さに欠ける状態です。
このご時世に、校内で堂々と喫煙。
簡単に誰かに見つかって、謹慎か悪ければ解雇にまで発展する可能性も。
たとえば、彼女を邪魔に思っていた愛田がストーキングされてましたと言ったら終わりのような……?
今回は、まったく登場しなかった愛田は、次週どんな動きをするのか?!
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文字だけだと大まかなストーリーは分かるけど、絵がないと物足りないですよね?
やっぱり、漫画はちゃんと読んでこそ100倍面白く感じると思うので、まだコミックを読まれてないのなら、ぜひ購入して楽しんでください!
ゆめちゃん
他にも、試し読みできる漫画が増えたり、購入&使用でポイントが最大50%還元されたりなど、お得に漫画を読めますよ。
まとめ
以上、『ホームルーム』第71話のネタバレになります。
文字のネタバレだと、細かい描写などは伝わらないし、面白さも半減してしまいます。最近は電子書籍のおかげで場所を取らず、安く漫画を読めるようになってますよ。
『ホームルーム』を買うか迷ってる方は、まんが王国で試し読みしてみてください。