コミックDAYSで連載してる千代先生の『ホームルーム』第6巻(53~64話)を読んだので、ネタバレありで感想&レビューしていきます。
そらくん
前回の話は、以下の記事でまとめてるので、読んでない方は先にご覧ください。
直近ネタバレ | ||
---|---|---|
7巻 | 全話まとめ | 5巻 |
自分の幸子への想いをあきらめて、愛田との恋を応援しようとしたマルだったが、愛田が女性との足を舐めるという行為を目撃!幸子に、応援できない、と宣言してしまったマルの様子は、盗聴していた愛田には筒抜けだった。マルの排除に乗り出した愛田によって、幸子の上履きを盗んだ犯人に仕立て上げられたマルは、傷心のまま、竹之内にその身をゆだねる。竹之内は、愛するマルを悲しませる原因の愛田への復讐を心に誓うのだった。
文字のみのネタバレになるので、漫画をちゃんと読みたい!!という方は、まんが王国なら『ホームルーム』を初回半額&お得に読むことができますよ。
以下、『ホームルーム』第6巻のネタバレが含まれています。
目次
『ホームルーム』第6巻ネタバレ
第53話「MOTHER」ネタバレ
幸子が目覚めると、久しぶりに見る母が、キッチンで朝食の準備をしていた。
母は何事もなかったかのように後ろ姿を見せつつ娘に話しかけるが、幸子はたまらず涙ながらに彼女に後ろから抱きついた。
「これからはずっと一緒よ」と言い、泣きじゃくる娘をなだめる母。
そんな二人の様子を、幸子のベッドの下から愛田は覗き見ていた。
母親は夜の仕事だと言っていたので、ここから脱出することはしばらく出来そうにない上、今後この部屋に忍び込むことも難しくなる。
幸子の母への呪詛を心でつぶやく愛田だった。
さらに母親は、最近付き合っている男性が幸子のことも受け入れてくれるから、一緒に引っ越そうと言い出した。
そのために、幸子にも転校しろと告げるのだった。
第54話「無断欠勤」ネタバレ
その日は、いつも幸子の傍にいてくれたマルの姿は教室にもなかった。
昨日、幸子の上履きがなくなった際に犯人扱いされたマルではあったが、幸子は彼女を疑っていなかった。
このままでは彼女に会えないまま転校させられる、と心配する幸子。
と朝のホームルームのために教師が入ってきた。
が、愛田ではない教師が、愛田とは連絡が取れないのだと告げる。
そのころ、愛田はまだ幸子の家のベッドの下に潜んだままだった。
抜け出す機会をうかがうのは当然としても、それ以上に彼を困惑させえていたのは幸子の転校だった。
とはいえ、気づかれずに今はここから逃げなければならない。
が母親は掃除を初めて、掃除機がだんだんとベッドの方に近づいていた…。
一方、マルは幸子への気持ちを振り切るために、体の関係を持ってしまった竹之内の家にいた。
広い日本家屋の庭園では鹿威しがカコンとなって、彼女の目を覚ました。
傍にいると思っていた竹之内はいつの間にか姿を消していた…。
彼は、マルを苦しめる愛田への復讐を胸に、幸子の家へと向かっていたのだった。
第55話「なるほど」ネタバレ
竹之内は呼び鈴を押して、愛田が留守なのを確認する。
彼は今頃登校しているはずだ。
竹之内はピッキング道具を鍵穴に差し込んで、マルを苦しめる愛田の正体を暴こうとしていたのだ。
しかし、不在と思われた部屋のドアが内側から開いた!
中から出てきた中年の女が「幸子の友達?」と尋ねる。
竹之内は、ここは愛田の家だと思ってやってきたのに、この状況に訳が分からなかった。
が、聡い彼はすぐに愛田が、幸子の家に無断で侵入していたことに気が付いた。
『さすがは変態教師』
幸子の母親が娘はすでに登校していると言うので、竹之内はその言葉に乗って、自分も礼儀正しくその場を辞した。
その夜、彼は仲間を引き連れて学校の職員室に忍び込んでいた。
目的は、竹之内の本当の住所だ。
ほどなくしてそれはみつかる。
「そこには絶対何かがあるはずだ・・」と竹之内は踏んでいた。
明日、愛田が学校で仕事をしている間に、彼らは愛田宅を「ガサ入れ」する予定でいた。
第56話「ガサ入れ」ネタバレ
愛田の裏の顔を暴くため明日のガサ入れのことを考えていた竹之内は、ふと、自分たちが愛田の家だと思っていた幸子のアパートを訪れた時のことを思い出した。
あの時、内側から開かれたドアの中に、ゆあはズカズカと入っていった。
彼女はすでに、そこが幸子の家だと気が付いていたのではないか?
そう考えた竹之内は、スマホからゆあに確認のメッセージを送る。
だが彼女からは、とぼけた内容の文面しか返ってこない。
ともかく、自分たちは明日、愛田の本当の家に忍び込むと伝えると、“時間は?”と問い返されて、竹之内は“13:00”と伝えた。
翌日、うっそうとした林の中を竹之内たちは歩いていた。
とても人家があるようには見えないが、住所は確かにここなのだ。
昨日、竹之内が誘ったゆあは、今日も現れない。
もうずいぶん彼女と顔を合わせていない竹之内は気になり、電話をしてみる。
その時、ガラっとドアが開いた。
登校しているはずの愛田が家にいたのだ!
そして、竹之内たちの耳には入らなかったが、家の奥では竹之内が発信したゆあ宛の電話が振動していた……。
第57話「マ・・」ネタバレ
その日の夕方、不良たちは結局愛田の家に入ることはできず、ゲームセンターで荒れていた。
愛田はインフルエンザで昨日から学校を休んでいたのだ。
それでも今日愛田の家まで行ったことで、自分たちが初めてそうだと思っていた家は、幸子の家なのがハッキリした。
こうなったら、幸子に直接尋ねてみようと決める竹之内だった。
そのころ、悪童たちから自らの聖域~幸子の写真やグッズであふれた家~を守り切った愛田は満足げにそれらに囲まれながら、自分の手で快楽にふけっていた。
そして絶対に幸子の転校を阻止すると決心した愛田が、幸子のスマホにつけたGPSを追っていると、彼女がこの自宅に向かっていることが判明する。
幸子は、愛田が体調不良で休んでいることを知ると、居ても立っても居られなかったのだ。
手にした透明のビニール袋の中には、みやげのバナナと栄養ドリンク剤が何本も揺れていた。
しかし、やっとたどり着いた愛田の家の前には、保険医の椎名の姿があった。
幸子は、愛田を英雄・ナポレオンのように見ていたが、椎名はまるで彼の愛馬・マレンゴのように感じ、思わずその名を口にしそうになる幸子だった…。
第58話「制服とバナナ」ネタバレ
椎名もまた幸子に気づくと、「あなたもお見舞い?」と尋ねる。
幸子の手にあるみやげを確認した椎名は手ぶらだ。
それに気づいた幸子は『勝った』と勝利に酔いしれる。
が、椎名は自分は保険医であり、今愛田に一番必要なものが何かを知っている、と余裕の態度を見せた。
そして自分はウイルスごと愛田を愛せるとのたまった。
そこへ、二人の声に気づいた愛田が毛布を肩にかけたまま、ドアを開ける。
椎名を見ると、彼は病院に連れて行って欲しい、と願い出た。
喜んで彼を車に誘う椎名だが、愛田が下を向いてほくそ笑んでいることには気づかなかった……。
そのころ、マルと竹之内は夜の街を歩いていた。
照れるマルの手を無理やり握り、嬉しそうな竹之内と、照れて誰かにみられるのではないかと気にするマル。
「マルちゃん?」と突然声がかかる。
振り向くと、そこには幸子の母親が立っていた。
第59話「真実と丸山」ネタバレ
幸子の母はマルのことを見知っていた。
隣にいる竹之内を見て、彼しかと確認したうえで「はじめまして~」と挨拶する彼女の思惑を図れない竹之内だった。
母親が帰ってきていることなど知らず動揺するマルに更に追い打ちをかけるように、幸子の母は転校の話をしだした。
マルの様子から、まだそれを知らなかったらしいマルには別れを告げつつ、竹之内には冗談めかして「今度ゆっくり遊びにおいで~」とウインクする。
瞬間、竹之内は視界に北極が広がるほどの寒気を覚えた…。
状況が飲み込めず、マルに声をかけた竹之内は、彼女の様子がおかしいことに気づいた。
が異変の理由を確認する間もなく、マルは突然すぐそばにあったホテルへと竹之内を連れ込んだ。
ベッドの上で、竹之内にまたがったままのマルが「あのお母さん、オトしてきてくんない?」と言うのだった。
第60話「愛の証明」ネタバレ
竹之内は耳を疑った。
恋人だと思っているマルの口から、他の女を口説けいう指示が出たのだから。
竹之内は彼女の好意を疑い掛けるが、マルは「好きに決まってんじゃん」と答える。
だが彼をもっと好きになるために、自分と幸子が離れないようにして欲しい、自分の望みをかなえて欲しいと言うのだった。
竹之内としては、他の女を口説く行為に辛さはないのかと訝るが、その彼の頬に上にまたがっていたマルの目から涙がこぼれ落ちた。
…大粒の涙を流しながら「ごめんね」と告げる彼女の気持ちを察して、竹之内はマルの希望を叶えることを約束した。
ホテルからの帰り道、マルは今度は自分から手をつなぐために自分の手を差し出す。
二人の仲は、歪みながらも深まっていった……。
第61話「ハンサム」ネタバレ
椎名と共に愛田を病院に送った帰り道を幸子が歩いていると、唐突に母親に声をかけられた。
幸子がバイトを休みなのを知っている母は、娘が遅い夜道を歩いている原因は「男か?」と尋ねる。
ある意味正解と言える母の言動に、幸子は苦笑いしつつごまかし続けようとしたが、母は思い出したように「ハンサムくん、うちに来たわよ」と言い出した。
名前は聞かなかったと言う母の言葉に、幸子が連想したのは愛田の姿だった…。
翌日、愛田はインフルエンザで二日休んだことになっているので、マスクをしながらも出勤していた。
今日はマルも登校して、前に座る親友・幸子の背中を追っていた。
そのマルを、心配そうに見つめるのは竹之内。
彼もまた幸子に、なぜ愛田が彼女の家に出入りしていたのか確認するために、話しかけたかったのだ。
彼らの視線の先で、そうとは知らず愛田が幸子に話しかけると、幸子もまた愛田に聞きたいことがあると言い出す。
「先生一昨日、私の家に来ました?」と幸子はためらいがちに愛田に尋ねた。
…その言葉が聞こえたマルと竹之内も、愛田の返答をかたずを飲んで待つのだった…。
第62話「バレた」ネタバレ
一昨日。
それは愛田がインフルエンザで休んでいた日だ。
そんな日に用事もないのに幸子の家を訪れるはずはない、と愛田は笑い飛ばす。
幸子宅に、誰かが訪ねてきたのだと母親が言っていたという言葉を拾った愛田は、幸子の頭にポンと手を置いて、母親の帰宅を喜ぶそぶりを見せる。
そうして、何事もなかったように教室を後にした彼だった。
だが愛田の胸中は穏やかではなかった。
幸子の母親に、彼が隠れ忍んでいたことがバレてしまったと思ったのだ。
しかし、顔を見られていたとしても、彼女が幸子の担任教師である事実はまだ知らない。
『大丈夫だ!!まだ間に合う・・!!』
自分がやるべきことは決まっていた…。
竹之内は幸子と愛田のやり取りを見つめて、幸子は愛田が自分の家に忍び込んでいることを知らないことを確信した。
愛田を追い詰めるためにも、やはりあの母親には接触するしかないようだった…。
そのころ、幸子の母は引っ越しの荷造りをしながら新しい恋人と電話の最中だった。
母は、幸子を連れていく約束で、“店”を持たせてもらうことになっているのだ。
幸子にはしっかり稼いで貰わないと…。
そう話す母の口元は酷薄に歪んだ笑みをたたえていた。
第63話「もうひとつの影」ネタバレ
母は恋人と遊びもせずに早く帰宅した娘に、「ダメねぇ」と幸子の恋愛経験のなさを軽く咎めるような口調をした。
そして、「諦めるのも愛よ?」と諭すように言う。
その言葉に幸子は呆然としてしまった…。
そんな娘を一人残して、母親は荷造り用のガムテープを買いに外に出る。
彼女は心の中では娘の恋愛の応援などしてはいなかった。
そんなものは引っ越しの邪魔と言うより、今後店の商品として出すにあたって、邪魔になるとさえ考えていたのだ。
その母の後ろに、誰かが近づく気配がした。
と思うや否や、強い電流が彼女の体を駆け抜けて、白目を剥いたまま、彼女は倒れこんだ!
ドサっと重い体を地面についた彼女の傍では、スタンガンを手にして図書委員長・矢作がガタガタと震えていた……。
第64話「Good Night」ネタバレ
矢作は“ヒーロー”からの指示に従ってこんな犯罪的な行動をしていた。
「おい」と急に呼び止められて振り向くと、そこには血相を変えた竹之内が。
動揺する竹之内だったが、さまざまな出来事のパーツをつなぎ合わせて、一つの答えを導き出す。
「よし、運ぶぞ」と自身も彼女に用事のある竹之内は、矢作に指示して、自分の車に幸子の母を運ばせるのだった。
その様子を、物陰から愛田が見ていた……。
邪魔だった幸子の母親の処分に成功したと彼は思う。
彼は母親が消えた幸子の部屋にまた忍び込み、ベッドに横向きで眠る幸子の後ろに体を添わせて、自分も横になった。
彼は、幸子がいつも通り睡眠薬入りのカモミールティーを飲んで、深い眠りについていると思っていた。
しかし、今日の幸子は眠ることなく、カッと目を見開いて愛田の言葉をすべて聞いていた。
…この日、カモミールティーは幸子とは裏腹に、幸子の母が梱包しようとしていた段ボール箱で眠っていた…。
『ホームルーム』第7巻ネタバレに続く
スポンサーリンク
『ホームルーム』第6巻の考察・感想
とうとう愛田が幸子宅に忍んでいたことがバレた?!?かと思わせる描写にドキドキします。
いえ、愛田の見方をする気はサラサラないのですが、ドラマとしてはやはり面白い!
そのうえ、バレたようでバレていないのに、勘違いから愛田が裏で動きを見せようとしています。
マルもまた竹之内を使って、母親の排除に乗り出そうとしており、とにかくお邪魔虫扱いの母親ですが、彼女もまたさすが(?)未成年者を放置して色恋にふけっていた女だけあって、ろくでもないことを考えているようです。
…ある意味、あのサイコな幸子を作り出した母ならではとも言えなくもありませんが…。
物語は二転三転して、どんどん悪い方に転がっている感じがしますが、気絶した熟女を、高校生二人はどうするのか??
あの母の上の存在感は無いので、言いくるめられそうな予感がしますが……。
『ホームルーム』など漫画をお得・無料で読む方法!
まんが王国なら『ホームルーム』が半額で読める!
文字だけだと大まかなストーリーは分かるけど、絵がないと物足りないですよね?
やっぱり、漫画はちゃんと読んでこそ100倍面白く感じると思うので、まだコミックを読まれてないのなら、ぜひ購入して楽しんでください!
ゆめちゃん
他にも、試し読みできる漫画が増えたり、購入&使用でポイントが最大50%還元されたりなど、お得に漫画を読めますよ。
まとめ
以上、『ホームルーム』第6巻のネタバレになります。
文字のネタバレだと、細かい描写などは伝わらないし、面白さも半減してしまいます。最近は電子書籍のおかげで場所を取らず、安く漫画を読めるようになってますよ。
『ホームルーム』を買うか迷ってる方は、まんが王国で試し読みしてみてください。